データで読む 店販について!
単行本「美容師が知っておきたい54の真実」より。
今回は店販についての話題で気になったデータをピックアップしてみました。
サロンへの再来店意向を店販利用者とそうでない人とで比較。
サロンで1年以内に店販品を購入した人は、そうでない人に比べて再来店したいと思う人が多いというデータが出ています。
店販購入のきっかけを品質面からアンケートした結果、
施術中に実際に体感した商品の店販購入率は高いというデータが出ています。
店販を勧められたいタイミングをアンケートした結果、
施術中に勧めてほしいという声が一番多く、会計中に施術では使っていない商品を勧められることは大半の方は好まないというデータが出ています。
サロン以外での美容商品の購入理由をアンケートした結果、
「サロンで買うと高いから」という理由が一番多く、以下「欲しいときにすぐ買えるから」「その商品だけを買うことができるから」「ポイントがたまるから」という順になっています。
御店ではいかがでしょうか?
データから、店販商品を購入した人のほうがサロンへの満足度が高いといえるでしょう。
アフターカウンセリングがちゃんとできていたり、その人のことをよく分かっていたり、信頼関係ができていればおのずと店販商品も購入してもらえるというあらわれです。
また、確実に言えるのは店販商品の販売には、施術中の体感とスタッフからのお勧めがセットになっていることが必要だということです。
商品が陳列してあるだけでは売れるはずもありません。
サロン以外での美容商品の購入理由を分析してみると、美容室の仕組みによってそれをカバーできるかもしれません。
「欲しいときにすぐ買える」「その商品だけ買いたい」ようにするにはネットやメールで会員制通販の仕組みをつくってもいいだろうし、店販商品に対してのポイントシステムがあればカバーできるかもしれません。
店販が苦手なお店は、店内で「売れる仕組み」ができているか再度ご確認ください。