2011年7月18日 8:15 - CATEGORY: 書評, 美容経営
米満和彦
同文館出版
発売日:2011-04-26
お客様との関係づくり。
信頼関係を築き、絆を深める。
・・・儲かり続ける店がしていることはこれである。
・新規客より固定客を大事にする考え方を持つ
・個人情報を取得する仕組みをつくる
・店・スタッフの情報を発信し、顧客と定期接触する
・個人接触をはかる
新規客獲得→固定客化→ファン客化
それぞれの段階で何をすべきかを解説している。
新規客獲得→認知・リスト収集
固定客化→接触
ファン客化→個人接触
ニュースレターの書き方・ポイントなどは特に重点的に取り上げている。
内容は初歩中の初歩であり、いろんなビジネス本にも書いてあることであるが、「知ってるけど実践していない」お店がほんとうに多い。
こういったことを仕組み化して、継続的に実践しているお店こそが繁盛しているのである。
フリーペーパーに「新規客のみ割引適用」みたいな広告を掲載しているようなお店は、「一番大切なお客様は誰なのか?」ということを意識しながらこの本をチェックしてみてほしい。
2011年6月2日 9:12 - CATEGORY: 美容経営
【店と顧客を結ぶための無償サービス!!】
近年「フリー」というビジネス書が大ヒットし、
ネットビジネスを中心に「無料」を武器に収益を高める販売戦略が話題を呼んでいます。
・期間限定で新発売の書籍を無料公開する。
・ソフトの機能の一部を無料で使用させ、全部 使いたければ有料販売する。
など、口コミを広げたり、「お試し」機能で購買のハードルを下げ、
集客力を高めることを目的にしています。
一方、あるケーキ店では、
「無償」のボランティア精神から始めた「夢ケーキ」というイベントが、
結果として信頼度を高め、来店客を増やしたとのことです。
★御店ではいかがでしょうか?★
ここでの「無料」と「無償」の違いとはなんでしょうか?
「無料」とは、料金が不要。
「無償」とは、料金も含めて見返りを求めない。
美容室ではどうでしょう?
◇新しく始めたヘッドスパの10分体験コースを「無料」で提供した。
◇小分けにしたシャンプーを「無料」で提供。
などは、いずれも次につなげるための見返りを求めています。
一方、
◆常連客にシャンプー後のマッサージをなんとなく長めにおこなった。
◆急に雨が降ってきたので、帰りに傘を貸してあげた。
などは、見返りを求めていないので「無償」のサービスといえるでしょう。
御店では、「無償」のサービスを大事にされていますでしょうか?
見返りを求めないサービスがお店とお客様の関係と信頼度をより一層高めます。