ソーシャルメディアで、企業と消費者の関係を深め、その関係をマネタイズできるのか? ~ソーシャルメディア進化論~

武田隆
ダイヤモンド社
発売日:2011-07-29

とても面白かった。
ソーシャルメディアは今や、日本で約7000万人が利用している。
企業がこのメディアを利用した取り組みを検討するのは、当然の流れである。
はたして、
「ソーシャルメディアで、企業と消費者の関係を深め、その関係をマネタイズすることができるのか?」
を深く考察したのが本書である。
企業コミュニティを、消費者同士が価値観を共有できる場としていかに構築できるか、そして、そこでのやりとりが、企業と消費者の関係を深め、結果として企業ブランドにつながっていく、という流れは非常に興味深い。
キーワードは、、、

・一方通行でなく、双方向コミュニケーションを
・消費者が参加しやすい仕組みづくり
・共感から始まる消費者同士の団結力
・フラットで対等な関係性を構築
・人間味やあたたかみを感じさせる
・コミュニティの形成には継続的な育成の姿勢が必要
・インターネットの本質に適応するコミュニケーションのスタイル「FOOL」(Flat,Open,Only,Longterm)
・ヘテロジニティ →それぞれ異なった考え方、異なった期待、異なった価値観を共有した個人が、ネットワークを通じて、ある1点の共通する興味関心によってコミュニティを形成する
・ソーシャルメディアの分析軸
 ・現実生活の交友関係でつながる⇔趣味や想い、価値観でつながる
 ・情報交換を求める⇔関係構築を求める
・20名の法則
 →ネットコミュニティが20名を超えると場の用途を関係構築から情報交換に変えて使用し始める
・関係構築のソーシャルメディアは、対話を重ねることで居心地や唯一性を確認することを大事とする
・情報交換の    〃    は、利便性や有効性を求める集合知が生成される場所
・ソーシャルメディアに不足しているのは深い本音での発話
・親密な思いやり空間と公的なみんなの空間との橋渡しをどのように設計していくか
 →そのハブの役割を企業コミュニティが果たす
・企業コミュニティは、「企業と顧客が価値観で共鳴しあう関係構築の場を」つくるということ
・企業コミュニティ
 →メディアの時代→ツールの時代→場の時代へ
・役割の設定と報酬の設定を
・企業コミュニティの活性は、消費者ネットワークのハブである「サポーター」が育つかいなかにかかっている
・ブランドはメンバーシップそのもの
・企業コミュニティが帰属意識を高める力を持っているかどうかは、「交流量」と「感謝量」の掛け算で計測できる
・「交流量×感謝量」の向上は「新規獲得×継続利用」の向上と比例する
・消費者との共同開発、ファンの声ののトレーサビリティ
・帰属意識の高いサポーターには、その企業の商品・サービスをもっとよくしたいという動機がある
・リサーチとプロモーションが融合することが企業コミュニティの醍醐味


コミュニケーションのあり方が変わってしまう!!

ミクシィやツイッターなどいわゆるソーシャルコミュニティサイトが飛躍的な発展を遂げ、人々のコミュニケーションのあり方を変えてしまいました。
数あるソーシャルサイトの中でも世界的に有名なのが「Facebook(フェイスブック)」です。

映画「ソーシャル・ネットワーク」は、フェイスブックの創設者のお話で大ヒットしました。
日本での登録数は約350万人とミクシィの約2000万人に比べると少ないですが、全世界では既に約6億人が登録しているそう。
日本の人口の約5倍の人が登録しているのですから、すごいパワーを持っていますね。

私も登録しているのですが、なかなか面白くてメールや電話と同じように手放せないコミュニケーションツールになりました。
実名制なので信用度が高いうえ、学校や勤務先、地域などで登録者を検索できるので懐かしい知人・友人と再会できます。
パーティーや会合などで新しく出会った人と交流を深めるためにも利用できますし、当然、日頃から付き合いのある人との気軽な交流も簡単。
ミクシィは10代~20代の利用が多いですが、フェイスブックは30代~40代の利用が多く、ビジネス上のコミュニケーションに使っている人も多数いるようです。

難しいところは、個人情報をどこまで登録するかというところ。
本名、出身地、学歴、勤務先、連絡先、趣味、好きな本・音楽・・・。
全て登録すれば個人情報をほぼ開けっ広げにしてしまいます。

オープンにすればするほどフェイスブックの世界は広がりますが、
個人情報を悪用されるリスクが高くなります。

フェイスブックは奥深いので、いろいろと試しながらうまく利用していきたいと思っています。


ビジネスパーソンのためのツイッター時代の個人「発信」力

北野 充
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2010-07-17

ツイッター、ブログ、ミクシィ、フェイスブック・・・。
ソーシャルメディアと呼ばれるツールが充実し、情報の流れがこれまでとこれからでは大きく異なることに関心をもたなければ、今後のビジネスでの成功は難しくなるでしょう。
具体的には、既存のマスメディアよりも、個人の情報発信による影響力が非常に高まってくるということ。
自分(お店)の存在価値を、ソーシャルメディアを使ってアピールしていくことが重要になってきます。

この本は、「発信」することについてのノウハウを分かりやすく説明。
社会の動きを感じることでも大変参考になる本です。

iPadを活用する美容室

iPadでヘアカタログを作ったり、カウンセリングのデータを共有したり、待ち時間に、お客様に電子書籍やインターネットを見てもらったり、商品の紹介動画やPOPを流したり・・・。

美容室でiPadを導入するメリットはいくらでも思い浮かびます。

新しいツールが出てきたとき、
「うちの店では使えるかな~?」
とすぐに発想できるか??

先行者利益はここから得られます。


ふれあう手段が変わっただけ!!

【いつの時代も基本は同じ!!】最近の若者はコミュニケーションが希薄になったとか、つき合いが悪くなったとかよく言われますが、まったくそんなことはありません。
交流の手段が変わっただけです。
インターネットの交流サイト、「SNS」と呼ばれるソーシャルメディアの発達により、必要な人と必要な時に必要な時間、交流をはかることができるようになりました。
ソーシャルメディアは、ブログ、ミクシィ、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブ、ニコニコ動画、クックパッドなどが有名です。
ここで重要なのは、交流することは、直接会うことだけではなく、ネット上で簡単にできるようになったということです。
最終消費者と取引する小売業では、実際の接客を通しての交流とネット上の交流とを両立させながらお客様とのふれあいを大事にして販売拡大につなげています。

★御店ではいかがでしょうか?★

ここにあげたソーシャルメディアの名前(紫字の部分)をいくつご存知でしょうか?
もしくは、いくつ登録・閲覧されていますか?
「若いお客様を獲得するにはどうすれば?」
というご相談をよく受けますが、これらを知らずして獲得することは困難でしょう。
彼、彼女達は、これらのツールを使って、必要な情報を集め、ちょっとした感想を仲間たちと共有しています。
当然そこには、「あそこの美容室が良かった・・」などという話題にもなるわけです。
例えば、美容室でツイッターのアカウントを持っておけば、お客様と簡単なコミュニケーションが取れます。ツイッターであれば、関係性が比較的広く浅くの使い方になるので、気軽にアカウントを教えてもらったり、フォローしてもらえます。
今は少なくとも、ブログで情報を発信し、ツイッターのアカウントは取っておきたいところです。